ITTERU COFFEE -イッテル珈琲-

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COLUMN

今から30年も前のこと
一人のある無骨なオトコが
義憤にかられて
立ち上がりました

コーヒーの真実の賞味期限は
焙煎してから7日間
挽いてからは3日間
淹れてからは30分

これは当時、日本の珈琲学の最高の権威である博士から
直接、まんまと聞き出したことでした

その博士は大手コーヒーメーカー複数の顧問にも就任している人でした
「博士、そんな賞味期限はどこも守ってないではありませんか?
2年とか1年とか平気で嘘を書いて売ってるのはなぜですか?」

博士「自分はちゃんと伝えておる。ただみんな都合のいいとこだけをつまんで利用して、不都合なところは知らないふりをしておるのじゃ」

無骨なオトコはなんとそれから毎日、自分で煎った珈琲豆を持って、
酒場で酔っ払ったおじさんたち相手に、売り歩いたのです
ホンモノの珈琲豆は煎った豆のまま食べても美味しかったのです
酒場の酔っ払ったおじさんたちも
「これは美味い!その豆なんぼや?買ったるで〜」

これが珈琲豆売りのオッさんの
コーヒーREVOLUTION伝説の始まりです

その後も博士と親交を続けて
何年も経ったある日
オトコはついに博士に言い放ったのです

「博士、いつまでたってもコーヒー業界は一向に変わらないじゃないですか!こんなことは許されることではないでしょう。自分はこれを公表しますよ」

そうして書かれた本が2009年に刊行された
『コーヒーは生鮮食品だ!』です